キャリア教育

東京2020パラリンピック競泳日本代表コーチ/タッパー

2022年05月26日

『体育・保健体育ジャーナル 15号 2022年1月発行』連載記事with Sportsより

昨夏の東京2020パラリンピック。競泳の全盲クラスの男子100mバタフライで悲願の金メダルを獲得し、涙を流す木村敬一選手に寄り添ったのが、タッパーの寺西真人さんだ。「見えない」選手の「目」となり、ターンやゴールを知らせるタッパー。その第一人者で、元教員の寺西さんに、パラリンピックの裏話や教育現場への想いを聞いた。【取材・文/荒木美晴】

寺西真人さん(東京2020パラリンピック競泳日本代表コーチ/タッパー)

競泳の会場、東京アクアティクスセンター。無観客でありながら、会場内は熱気に包まれていた。バタフライは木村選手の得意種目。50mを1位で折り返し、後半も先頭をキープしてゴールへ。寺西さんはタッピング棒で木村選手の背中を叩き、その順位を確認すると、力強く、何度もガッツポーズを作った。木村選手はパラリンピック3大会目にして、初めての金メダル獲得。プールから上がった木村選手の腕をとり、高々と掲げると、また涙がこぼれた。17年間抱き続けたふたりの夢が、叶った瞬間だった・・・

RANKING