『教育ジャーナル Vol.24』より
教育ジャーナリスト 渡辺 研

Q1a 大谷グローブの使われ方(小学校のみ)
●何はともあれ、始球式!
昨年11月、ドジャースの大谷翔平選手から日本の全小学校に3個ずつグローブが寄贈されるという発表があった。子どもたちはこんなふうに反応した。
◆メディアでグローブのことを知った子どもたちは、「いつくるの?」「もうきた?」とわくわくして聞きにきていました。届いた翌日にテレビ放送で紹介すると、各教室から歓声と拍手があがっていました。
各クラスにグローブを回し、柔らかいボールでキャッチボールを楽しみました。現在、廊下に飾ってあり、ボールゲームクラブなど、活動で使っています。
大谷選手の手紙にも子どもたちは反応していました。夢中になることを探すということ、体を鍛えようということ、「野球しようぜ」という言葉にも、子どもには胸を打つものだったようです。
大谷選手の名言(本から引用)を伝えると、子どもたちは「なるほど!」と反応していました。大谷選手の人間力が、子どもの心を揺さぶっているようです。
今年になって、〝大谷グローブ〟が届き始めた。右利き用2個・左利き用1個。児童数が1チームに満たない分校にもちゃんと届いた。さて、今、それをどうしている?・・・