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子どもの考えや思い、アイデアを、どう吸いあげて活動に落としていくか(第2回)

2025年01月30日

『教育ジャーナル Vol.24』より
教育ジャーナリスト 渡辺 研

Q3 あえて、 ICT活用上の弊害や問題点

●課題の一つは、やはり、そこ
 「弊害や大きな問題は特にない」という学校もあり、「情報収集、思考・表現の促進、視覚で情報を受け取るなど配慮が必要な子どもたちへの支援など、活用によるよい効果を感じています」(小学校)というのが、大かたの評価なのだろう。そうでなくては困る。

◆弊害という強いマイナス現象はありません。端末は所詮は道具です。スマホ→ガラ携→ポケベルと道具として昔のモノに戻っていくことがないのを考えると、今の端末の不備を言っても仕方がない。端末は、机の上に以前はあった本やノート、筆記用具などが一か所に収まったモノと肯定的に考えるべきです。だとすると、個人の学習には十分な備えが1台の端末には用意されています。(中学校)・・・

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