学習指導・学級経営

中学校書写:生徒の書字活動と言語表現を連関させる学びのあり方について

〈教育情報誌 学びのチカラ e-na!! vol.4 (中学校版) 2023年4月発行より〉
東京学芸大学附属小金井中学校教諭 菅 俊輔(かん しゅんすけ)

はじめに

国語科「書写」の学習は、教科書教材を用いて実技を行う時間が多くなると思います。それは生徒の書字能力を育成していくため、大変価値あるものです。
一方で、生徒がさまざまに書字した文字や、可視化された「言葉や言語表現」を、生徒どうしで見合い、批評し合う過程にも、また異なる価値があると考えています。他者の書字や言語表現の意図や特徴をくみ取りながら、その価値や意味、あるいは課題を見いだしていくこと。そして・・・

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