ICT教育

〈座談会〉コロナ禍の学級運営とICT活用〜前編〜①

『道徳ジャーナル111号 2021年10月発行』より
山口大学教育学部附属光中学校 教諭 藤永啓吾
東京都国分寺市立第四小学校 主任教諭 前田良子
東京都足立区立足立小学校 教諭 杉本 遼

新型コロナウイルスの感染拡大から二年が経とうとしています。感染予防対策がなされる中での学級運営について、コロナ禍で普及が加速したICT活用について、現場の状況と共に三人の先生方からお話を伺いました。

つながりの大切さを再確認

――コロナ禍に見舞われてからの学校の様子と取り組みについて教えてください。

藤永 大人も子供も人間のぬくもりを、今まで以上に求めるようになったと思います。「人との距離を保ちましょう」「話してはいけません」と、物理的な距離が求められ、人との関わりが制限されるようになったことで、これまで当たり前だった「つながり」をより大事にしたいという姿がみられます。
最初の一斉休校のときの生徒たちへの対応は電話連絡でしたが、再び休校になった際に・・・

RANKING