ICT教育

それでも、授業改善は着々と進められていた!
~ICT活用は進んだのか~

『教育ジャーナル Vol.10 2021年12月発行』より
教育ジャーナリスト 渡辺 研

活用の有効性は認識された

コロナ禍の副産物といえば、なんといっても児童生徒一人1台のタブレット端末配布に代表される、ICT活用の環境整備がものすごいスピードで進んだことだろう。
2021年11月上旬、ある市立中学校の研究報告会が実際の参加(人数制限あり)とオンラインによる参加の“ハイブリッド形式”で実施された。オンラインでも、授業を2コマ参観できて、協議会、全体会・講演にも参加できた。わずか1年8か月前にはこんな光景を誰も想像しなかった。それが今や、大きな違和感もなく、普通の公立学校で実施されている。おかげで遠方からの参加も容易になった。仕方なく使い始めても、使い慣れればその利点に気づくはずだ・・・

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