『道徳ジャーナル113号 2022年4月発行』道徳授業 私の実践より
京都府京都市立御所南小学校教諭 宮本 真行(みやもと まさゆき)
大切にしている心構え
子どもたちは、これまでの自己の生き方や経験を通して、道徳的価値に対する自分なりの感じ方や考え方をもっています。そのため、「空っぽの心に道徳的価値を押し込む授業」ではなく、「子どもたちが本来もっているものを引き出す授業」が大切だと考えています。一人一人、感じ方や考え方の異なる子どもたちが、一つの教材を通して語り合うところに、道徳科のおもしろさがあります。それゆえに、授業のねらいとなる道徳的価値に対する共通解だけでなく、一人一人が自分なりの答え(納得解)を見つけられる授業を作っていきたいと考えました・・・